ついに日本にシェールガスの輸出が解禁
アメリカ政府が、日本に液化天然ガスの輸出をついに認めてくれました。
これは、資源のほとんどを輸入に頼っている日本にとっては
エネルギー資源の確保というだけでなく、今後の資源価格の下落をも
見込める可能性があり、アメリカとの貿易不均衡の解消にも役立つ朗報と
いえるでしょう。
アメリカ国内では、シェールガスの採掘により国内のガスの市場価格が大暴落
していますから、日本に売ることはアメリカにとってもメリットは大きいですし、
これで無理して中東の高い資源を買う必要性がなくなるわけですから、円安で
輸入品が値上がりしている私たちにとっても大きなメリットとなるはず。
これにカナダからも輸入できれば、ロシアとの極東資源開発でも
価格交渉が有利に運べる可能性があります。
現状の中東やロシアといった資源国は、その利益が国ももとなっておらず
世界経済にいい影響を与えているとは決して言えません。
むしろ、先進国と呼ばれる国々が資源国となれば、その利益は
国民の生活コスト削減につながり、個人消費にもいい影響を与えるでしょうし、
購買力の増加は、製造業を中心として途上国の経済をも潤すと思うのです。
最近の世界経済の成長は、アジアを中心とした途上国の発展が
担ってきましたがパイの大きい先進国の経済成長は途上国以上に波及効果が
大きく、分業化が進んでいる現状のグルーバル経済では多くの国にその富が
もたらされることでしょう。
ですから、阿部政権も生活コストや企業のコストを下げる
エネルギーのイノベーションを成長戦略の柱として投資していけば、
日本経済も成長させ暮らしやすい国へと変わっていくと思うのです。