田舎のおっさんが思うこと

田舎に住むおっさんの独り言だと思って読んでください

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

リスクマネーに翻弄される日本経済

ここ数日の日本経済は、世界的な金融緩和政策の影響による リスクマネーに放浪され続けています。 日経平均株価は、一昨日、7.3%も暴落し昨日は取引時間中の株価が 1000円も変動する波乱含みの展開となっておりここ半年の上昇相場に 冷や水を浴びせられまし…

製造業はメード・イン・ジャパンへと回帰するのか

不況と高失業率にあえいでいた米製造業が、今、復活の兆しを 見せつつあるようです。 これは、コスト削減のため中国に進出していた企業が、 中国国内の賃金上昇と貧弱な品質管理、高騰する輸送費など 総合的に判断すると、国内製造とコスト的に大差がなくな…

貧困から向けだしにくい今の日本社会

昨日、NHKで日本社会の貧困の特殊事情が紹介されていました。 先進国で貧困が問題となるのは、仕事をしていない人達なのですが 日本では働く人の貧困率が先進国の中では群を抜いて高くなっているそうです。 現実に日本の労働環境は、正社員の場合いでも過酷…

景気は上昇しても生活は下降する社会

政府は5月の月例経済報告で、景気は「緩やかに持ち直している」 と2カ月ぶりに景気判断を上方修正しました。 実際、為替相場は米国の金融緩和策解除の思惑から円安が一段と 進行しそうですし、株価も年初来高値を更新と日本の景気は上向きと 捉えることは…

日本の農業が成長分野になるために必要なこと

阿部内閣の成長戦略第2弾では、農水産業を成長産業と位置づけ 農業所得の倍増させるために、拡大が続く耕作放棄地を含めた 農地の集約化と企業が参入しやすいようにするための規制緩和を 実施すると発表しました。 小規模農家や兼業農家の多い現状では、農産…

ついに日本にシェールガスの輸出が解禁

アメリカ政府が、日本に液化天然ガスの輸出をついに認めてくれました。 これは、資源のほとんどを輸入に頼っている日本にとっては エネルギー資源の確保というだけでなく、今後の資源価格の下落をも 見込める可能性があり、アメリカとの貿易不均衡の解消にも…

阿部政権の成長戦略第2弾は世界で勝てるのか?

阿部総理が、日本経済を復活に導く成長戦略第2弾を発表しました。 第1弾の成長戦略である「女性の活躍」を中心に暮らしに関する政策では 政策の狙いが的外れでかえって女性の社会進出を阻むのではないかと心配に なりましたが、「世界で勝つ」をキーワードに…

消費者物価指数が下落でアメリカもデフレの罠にはまるのか

アメリカの4月の消費者物価指数が発表されましたが、4月は前月比0.4%減と 2か月連続で下落してしまいました。 いよいよアメリカも物価下落を招くデフレがと思ったのですが、消費者物価指数 の下落はガソリンを中心としたエネルギー価格が低下した影響が大き…

年率換算で3.5%増のGDP 景気回復の歩みは始まったのか?

今年度の1~3月期のGDP速報値が、発表になりましたが、その数値は 前期比0.9%増と2期連続のプラス成長で阿部政権発足直後の4半期GDP よりも大幅に拡大しており、アベノミクス効果がいよいよ日本の実体経済にも 反映してきたかに見えます。 今回のGDP速…

株高で浮かれる日本に危ないシナリオ

昨日、日経平均株価が5年4カ月ぶりに1万5000円を突破し、 2012年11月末からの上昇幅は約6割になりました。 これは紛れもなく阿部政権の金融緩和による円安がもたらしたもので 目に見えるアベノミクス効果の賜物と言えるでしょう。 実際、日本株の全体の51%…

橋下市長の慰安婦発言は選挙対策かも

橋下大阪市長が、慰安婦問題(あえて従軍をつけません)をめぐる発言が 中国・韓国のみならず、国内においても大きな波紋を呼んでいます。 娼婦というが性産業は、太古の昔からある職業であり、戦時中は 日本だけでなくすべての国にあったもであることは紛れ…

1ドル100円突破は日本経済の復活ののろしか

為替相場では、円がドルに対して100円を突破し、現在では102円という 水準まで円安が進行しています。 円安の為替効果で輸出企業を中心に企業業績は回復していて、マスコミは アベノミクスによる金融緩和策は成功のように報道されていますが、果たして これ…

G7での通貨安競争回避を確認 でもその本音は

昨日、ロンドンでG7会議が行われましたが、ここで各国の財務相は 通貨安競争回避のため 「為替レートを目標とせず、政策は国内目的のために行う」 とした共同声明を再度確認しました。 急速な円安によって輸出企業の業績が回復している日本ですが 円安を誘…

国の借金、今年度でついに1千兆円の大台へ

財務省は、今年度末の国の借入金残高が前年度末より31兆6508億円多い 991兆6011億円になり、年度末では過去最大を更新し、来年度にはついに 1千兆円の大台へ突入する見通しであることを発表しました。 日本のGDPは500兆円台ですから、日本…

1ドル100円台突入も2012年度の貿易黒字は過去最少

為替相場は、ついに対ドルで4年ぶりに100円台に突入しました。 大手企業は、昨年からの円安効果で今年度の決算が大幅黒字に 転換している企業が多く、来年度の業績でも為替を90円台と想定している ところが多いことから、このままの為替水準が続けば企業の利…

世界経済の成長は輸出企業の利益の分配がカギ

アメリカやドイツといった欧米の経済大国では、株価が史上最高値を 更新しており、それにつられて日本市場でも連日株価が急騰しています。 これら先進国の株価が高騰している背景には、世界中で金融緩和策を 実施していて余ったお金がリスク資産に向かってい…

貧困世帯の子供に教育のチャンスはないのか?

厚生労働省の調査によると、子供がいる現役世帯日本の貧困率は12.2% なのですが、ひとり親世帯の貧困率が54.3%と経済協力開発機構(OECD) 加盟30カ国中最悪の数字となっています。 これに対ひとり親世帯の子供たちが、教育を受ける権利を奪われている…

日本製品が富裕層向けならば富裕層を呼び込めばいいのでは?

アベノミクス効果で株価は上昇し、高級品の売れ行きが好調のようですが 都市部の億ションも売れ行きが好調のようで、それに伴い地価も上昇しています。 アベノミクス効果がまだ企業中心で個人消費レベルにまで到達していない 現状でだ誰が都心の億ションを積…

32年連続で子供の数が減少 政府の次の少子化は

15歳未満の子どもの推計人口が、前年に比べ15万人少ない1649万人と 32年連続の減少となり、1950年以降の統計で過去最少を更新してしまいました。 現在の日本の出生率は、1.39人となっており、今後も子供たちの数は 増えそうにありません。 森雅子少子化担当…

バングラディッシュの事故からみる企業が本当に求めているもの

バングラデシュでの縫製工場ビルの崩壊事故が起こりました この事故では、死者が500名以上に上り、一説では2400人の人の 消息が不明になっているという話もあります。 バングラデシュでは縫製業が重要な基幹産業であるのですが ここでは海外の衣料品メーカー…

企業の景況感は政府の方針通り

毎日新聞が、日本の主要企業のトップに景気関するアンケートを 実施したところ89.3%の企業のトップが、「景気は緩やかな回復基調にある」 と回答した模様です。 日本の主要企業ということから、海外との取引が多い大企業を中心に アンケートを実施した…

ネット選挙は若者を投票所に向かわせるのか

いよいよ、今度の夏の衆議院選挙から、ネットでの選挙活動が 解禁となります。 ネット選挙の解禁は、SNSになじみの深い若年層に 影響が大きいといわれていて、現に、韓国や米国での選挙では 10%近く投票率があがっているようですが、果たして日本では ネッ…